2012年08月05日
「雲と地震予知の話」を読む
7月11日の書き込みには雲による地震予知の仕組みとして
地面の擦れ合いでのイオン発生が雲を作ると書きましたが、
どうもそんな単純な原理ではないようです。
かなり古い本なのですが、中国において政府機関で行われ
ている地震雲観測による地震予知研究について書かれて
いる本を見つけました。
「雲と地震予知の話」
1990年6月20日凱風社発行、ISBN0044-900662-1136.
著者は中国科学院の呂大けい、鳥山英雄監修。
そのなかで、日本でも元の奈良市長が同様な研究による知
見を有しており、市議会における演説の中で当日の雲を指し、
太平洋の向こうの地震を予知したという逸話が紹介されてい
ます。
この研究は地球規模の地球の歪みたいなものが大気に影
響を及ぼしやすい場所があり、そこでの雲を見ていると、震
央の位置、マグニチュード、地震の発生時間が推定できると
いうものです。
地震雲の写真が提示されてましたが、素人目には筋雲の系
統で、雲の伸びる方向角度で震央位置が推定できるという
のはちょっと難しそうに思いました。
大地震の先行現象としては
土地変形、傾斜、歪、微小地震活動、断層の異常、Vp/Vs
Vp vs Vs、地磁気変動、地震流、大気電気抵抗、ラドン濃
度、地下水位変動、石油湧出量変動
などに注意すべきだそうです。
地震予知に関して各所で取り組んでいるところがあります。
ただし、その確実性は発展途上のように見えます。
http://www.bitway.ne.jp/earthquakenet/
地面の擦れ合いでのイオン発生が雲を作ると書きましたが、
どうもそんな単純な原理ではないようです。
かなり古い本なのですが、中国において政府機関で行われ
ている地震雲観測による地震予知研究について書かれて
いる本を見つけました。
「雲と地震予知の話」
1990年6月20日凱風社発行、ISBN0044-900662-1136.
著者は中国科学院の呂大けい、鳥山英雄監修。
そのなかで、日本でも元の奈良市長が同様な研究による知
見を有しており、市議会における演説の中で当日の雲を指し、
太平洋の向こうの地震を予知したという逸話が紹介されてい
ます。
この研究は地球規模の地球の歪みたいなものが大気に影
響を及ぼしやすい場所があり、そこでの雲を見ていると、震
央の位置、マグニチュード、地震の発生時間が推定できると
いうものです。
地震雲の写真が提示されてましたが、素人目には筋雲の系
統で、雲の伸びる方向角度で震央位置が推定できるという
のはちょっと難しそうに思いました。
大地震の先行現象としては
土地変形、傾斜、歪、微小地震活動、断層の異常、Vp/Vs
Vp vs Vs、地磁気変動、地震流、大気電気抵抗、ラドン濃
度、地下水位変動、石油湧出量変動
などに注意すべきだそうです。
地震予知に関して各所で取り組んでいるところがあります。
ただし、その確実性は発展途上のように見えます。
http://www.bitway.ne.jp/earthquakenet/