佛念寺山断層上の鉄道、駅

nobcha

2014年02月20日 14:45

阪神・淡路大震災では、神戸市営地下鉄が全線で運転再開するまで
約1カ月を要した(ただし復旧工事が間に合わなかった三宮駅、上沢
駅、新長田駅は通過となった)。
もし、佛念寺山断層(上町断層の一部)が動けばどうなるかですが、
断層線がいくつかの鉄道線路を横切っており、そばにいくつかの駅が
あります。
大阪モノレール少路駅、地下鉄と北大阪急行線の接続駅である江坂
JR東海道線の東淀川、東海道新幹線の新大阪、阪急京都線の崇禅寺、
地下鉄谷町線の天神橋六丁目、JR環状線の天満、JR東西線の天満
宮駅、JR堺筋線の南森町、京阪電車のなにわ橋と北浜と言うところで
しょうか。
少路と江坂と新大阪が高架駅。東淀川と崇禅寺(崇禅寺は現在高架
への切り替え工事中)は地上、他は地下です。
活断層による直下型地震では横揺れよりも先に垂直のパルス動がま
ず発生します。佛念寺山断層地震では垂直に近い逆断層によるずれ
が2m起こると予測されています。
すなわち、断層線東側に西側の土地が2m滑り込みます。このため
地下数kmにある動く断層の位置から東側が突き上げらる
垂直パル
スの衝撃波が伝わってくると推定されます。
阪神大震災の教訓により中高層の建物では震度6~7に耐えうる耐
震性が備わってきたのですが、この2mの垂直動になる衝撃波動に
関してどうなのかが疑問です。この力は地盤の状態にも依存するとの
ことです。


佛念寺山断層線 活断層ハザードマップよりスクリーンショット


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